Fさんの著書、「20代で得た知見」の中に『完璧主義者はミケランジェロだけでよい』という言葉がある。
私はこの言葉を見た瞬間はっとした。
(ここからの話は「20代で得た知見」を読んだ人は分かるかもしれない)
考えてみれば、私は“事前完璧主義者”である節が多々見られる。
小さい頃の夢は、それに匹敵するであろう。
小さい頃は絵を描くのが好きで、漫画家になりたいと思っていた。だが、自分は周りの子と比べて特別絵が上手い訳では無いと、小さい頃ながら現実に気づいてしまった。
それからは漫画家になりたいなどと誰にも言わなかった。
今の夢だってそうだ。
気の許した友人には「ライブハウスをパンパンにするバンドマンになる!」などど言いながら、バンドさえ組んでいなければ、曲だって作ったことがない。
最初に掲げる夢が大きいのが悪いわけじゃない。だが、それを“必ず完璧に叶えなければならない”と思っているのが少々問題なのではないか。
どのような結果であっても自分が納得できる結果であれば、人は“夢が叶った”と思えるのではないか。
この著書のおかげで少し楽に生きる道を見つけれた。
そうは言っても天邪鬼で頭でっかちな私は、すぐに実行出来るわけではないだろう。
少しずつ“事前完璧主義者”を溶かしていければと思う。